高齢者介護のあれこれ

介護相談員の在宅介護ガイド

75歳以上の後期高齢者

認知症?! いいえ、耳が聞こえづらかっただけでした。

1.認知症かな?と、間違われやすい聞こえの問題 加齢の伴って起こる様々な体の不調。その中でも高齢者本人に最もショックなものは『認知症』です。死を目の当たりにする末期の癌(ガン)の宣告よりも、軽度な認知症のほうが遥かにショックなのです。 厚生…

眠っていた両親の品物が思わぬ大金になる。

1.高齢者の生活にはお金がかかる。 超高齢化社会の日本、高齢者は増え続けています。高齢者というには元気すぎる65歳以上が高齢者と呼ばれ、75歳以上は後期高齢者と呼ばれます。人の助けが必要になってくる時期も75歳以上になってからが多く、85歳以上では…

75歳になると医療費が3割負担にあがる?!後期高齢者の医療費負担について。

1.75歳から対象になる後期高齢者医療制度 平成20年4月から開始した『後期高齢者医療制度』、75歳(寝たきり等の一定の障害がある場合は65歳)以上の方が加入する独立した医療制度で、対象となる高齢者は個人単位で保険料を支払います。 『後期高齢者医療制…

高齢者はメタボなんか気にするな! 問題はロコモだ。

1.高齢者を一気に衰えさせる『ロコモ』とは? ロコモは、『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』の略で、一般にロコモと呼ばれることが多いです。ロコモは、2007年に日本整形外科学会が提案した概念で、まだまだ認知度は低い言葉ですが、学会や医療…

老人ホーム紹介センターの仕組みと利用するときの注意点

1.老人ホームを斡旋(あっせん)する業者がある 毎年のお盆休みやお正月後は家族が集まる機会も増え、在宅生活に不安を覚える高齢者の老人ホーム入居を検討する方も急激に増えます。高齢者の家族は、ネットで情報を調べたり、電話窓口に相談したり、施設に…

高齢者が骨折したときの医療費、こんなにも高いの!?

1.高齢者の在宅生活は骨折の危険だらけ 高齢者は筋肉が衰えやすいうえで発達もしにくく、若い人並みにタンパク質を摂ってもなかなか筋肉の維持が難しいです。とある医学系の研究によりますと、若い人が1日に8gで筋肉が作られるのに対して、高齢者は24g…

認知症の種類と認知症患者への接し方について

1.高齢者の5人に1人が認知症、しかし理解は足りず 2015年1月の厚生労働省の発表によりますと、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症患者とされています。団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者…

『無届老人ホーム』って何? 入居してもいい? ダメ?

1.増える高齢者の貧困、最後の砦は『無届老人ホーム』 急速に増えていく日本の高齢者、今では高齢者の為の様々な介護サービスや関連商品も次々と開発され、身体の不調のある高齢者の暮らしも昔に比べると大きく改善されました。しかし、高齢者の暮らしを支…

高齢者に多い病気のこと、知っておこう!(後編)

前編(高齢者に多い病気のこと、知っておこう!(前編) - 高齢者介護のあれこれ)に続き、高齢者に多い病気、治療法、医療器具について簡単に紹介します。 1.痰の吸引(たんのきゅういん) 痰の吸引は、口腔内、のど(咽頭、喉頭)、鼻腔、気管、気管支な…

高齢者に多い病気のこと、知っておこう!(前編)

日本人の平均寿命は男女合わせて約84歳。世界有数の長寿国です。しかし日本人の老後は決して元気で明るくはありません。75歳以上の後期高齢者のほとんどが様々な病気やケガで薬に溺れんばかりの生活を送っています。いつ突然訪れるかもしれない高齢者の病気…